今回は“睡眠障害”についてお伝えしていきます。

睡眠障害とは、、、

睡眠に何らかの障害があることを指します。

睡眠障害=不眠と思われがちですが、実はそれだけではありません。不眠だけでなく、昼間眠くてしかたないという状態や、睡眠中に起きてくる病的な運動や行動、睡眠のリズムが乱れて戻せない状態など、多くの病気が含まれます。

また、睡眠の問題は1つの原因や病気だけでなく、いくつかの要因が重なって起こってくることも多くみられます。

現代の社会では5人に1人が不眠に悩み、20人に1人は睡眠薬を服用しているといわれています。

不眠は特に高齢になるほどその割合は増すといわれていますが、日本では外国に比べると不眠に悩んでも病院へ行って相談する人の割合は低く、逆にアルコールに頼る人の割合が高いというデータもあります。

また、不眠や過眠の背景にうつ病などの精神疾患やさまざまな身体疾患が隠れていることも稀ではありません。

国際分類によると、睡眠障害は8つに大別されています。

・不眠症

・睡眠関連呼吸障害群

・中枢性過眠症群

・概日リズム睡眠障害群

・睡眠時随伴症群

・睡眠関連運動障害群

・弧発性の諸症状

・その他の睡眠障害

また、不眠症については、大きく4つに大別されています。

・入眠障害(寝つきが悪い)

・熟眠障害(熟眠感が得られない、深く寝た気がしない)

・中途覚醒(夜中に頻繁に目を覚ます)

・早朝覚醒(起床したい時間よりも2時間以上前に目をさまし、再入眠できない)

それぞれ様々な原因がありますが、自律神経も大きく影響していると言われています。

今回は、上記の中でも最近特に耳にする疾患についてお伝えしていきます。

 

・睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に何度も呼吸が止まる状態(無呼吸)が繰り返される病気です。

空気の通り道である気道が閉塞してしまうことにより無呼吸がおこります。

医学的には、10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。

<原因>

肥満、あごの異常、扁桃腺肥大、睡眠薬、アルコールなどがあります。

肥満体の人、首が短くて太い人、あごが小さい人などに起こりやすいことが知られています。

<症状>

いびき、夜間の頻尿、日中の眠気や起床時の頭痛などを認めます。日中の眠気は、作業効率の低下、居眠り運転事故や労働災害の原因にもなります。

<診断>

携帯型の簡易検査装置や睡眠ポリグラフ検査(PSG)で、睡眠中の呼吸状態の評価を行います。

<治療>

CPAP(シーパップ)療法:経鼻的持続陽圧呼吸療法

閉塞性睡眠時無呼吸タイプに対して、現在欧米や日本国内で最も普及している治療方法です。

CPAP療法の原理は、寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて気道を開存させておくというものです。

CPAP装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと空気が送り込まれます。

・マウスピース(スリープスプリント)

下あごを上あごよりも前方に出すように固定させることで上気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法です。

マウスピースをつけて寝るだけ、と思うと手軽に思えるかも知れませんが、必ずしも全ての症例に効果的な治療方法というわけではありません。

中等症までの閉塞性睡眠時無呼吸タイプに対しては比較的効果が見られやすい一方で、重症の方の場合には治療効果が不十分とされる報告もあります。

その他の睡眠障害について、ストレスからくるものが多く挙げられます。

これらの多くは、自律神経の不調を伴うものがほとんどです。

当院では、正しい姿勢分析と施術を行うことで、自律神経のアンバランスからくる症状についても改善が見られています。

どんなに些細なことでも、お気軽にご相談ください。