オスグッド病とは、スポーツを活発に行う小中学生の男児に多く見られるスポーツ障害の一つです。膝の脛骨が隆起して炎症が起きることで痛みが生じます。オスグッド・シュラッター症候群とも言われています。

オスグッド病が起きやすい要因として、サッカーやバレーボール、バスケットボールなどのジャンプや屈伸、キックの動作を必要とするスポーツから発症しやすいです。ジャンプなどの動作は大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前の筋肉を使います。そして、どんどん使っていくうちに、筋肉が”緊張状態”になっていきます。緊張状態になると、筋肉は縮んで固くなります。

筋肉はゴムと同じように縮んだり伸びたりすることが可能で、筋肉を使う際は、縮むことで力を発揮します。例えば、筋トレでよく行う腹筋運動は、腹直筋を縮ませて上体を起こします。ダンベルや重い物を持ち上げるときには、上腕二頭筋を縮ませて持ち上げます。

そして筋肉は、関節をまたいで骨と骨の間にくっついていて、緊張状態が続くことで、骨まで一緒に引っ張られてしまいます。大腿四頭筋が縮んで固くなると、付着している脛骨粗面(膝蓋骨の下)を常に引っ張る状態になります。骨は常に代謝をしていて、中の成分が毎日作ったり壊れたりを繰り返していきます。そのなかで、常に引っ張られた状態だと、だんだん脛骨粗面が剥離され、骨変形を起こします。それが外側から見たときに隆起してみえるのがオスグッドになります。成長期のお子さんは、骨自体も成長段階にあり骨端軟骨が存在するので、この影響を受けやすいです。

大腿四頭筋が緊張しやすい原因として、

①過度な運動

②ストレッチ不足

③姿勢の悪さ

といったことが挙げられます。

①については、指導者がスパルタだったり、練習量がものすごかったりすると、その子の筋肉の限界を超えて使ってしまうことで、固くなってオスグッドを引き落とします。そのため症状がでたら、しばらくは運動を控えることが大事です。

②については、ケアをしていかないと、当然筋肉は緊張状態が続くので、結果的にオスグッドになってしまいます。ストレッチで筋肉を伸ばしていく必要がありますが、あまり徹底されていないのが現状です。

③については、猫背などの悪い姿勢から体のバランスが崩れ、大腿四頭筋に負荷がかかる生活になってしまうことです。足底筋の低下によって、足底のアーチが落ちて足元のバランスが崩れ、太ももでカバーしないといけない状態だったり、股関節が開いてしまい左右前後の体重のかかり方が乱れてしまうことで、オスグッドになっていきます。

痛みが出ると、患部は炎症が起きて熱を持っている状態になります。なので、アイシングをすることで炎症を一時的に抑えることができます。

オスグッド病は、成長期のうちに治さないと、骨の成長と共に治すことが困難になります。症状がでてお悩みのお子さんがいる際は是非、多賀はりきゅう整骨院までお越し下さい。