肩甲骨は肩の骨と繋がっています。ですから肩甲骨が動くと、肩関節も動きます。肩甲骨は背中を滑ります。ですから背中全体を動かさなくても、肩甲骨だけを動かせます。

ここまで知識をつけると、あなたは本格的に腕の付け根は肩甲骨であると理解できたことでしょう。この事実を知っていれば、今後の人生がまるっきり別のものになります。

この肩甲骨の意識の強さは、箸よりも重いものをもつ生活をしている人ならだれでも日常生活で役立ちます。

料理で重い鍋を振るう作業も、比較的、軽くできるようになります。雑巾がけもかなり楽になっていきます。

子供を持ち上げて、ダイナミックに遊ばせてあげるお父さんはそのパフォーマンスがあがってさらに人気者になれます。プロのスポーツ選手でも効果てきめんです。スポーツ選手で多いのは体幹を使う意識があっても肩甲骨が腕の付け根であることを意識してないことが多いです。

プロのボクサーの方にこの事実を教えたところ、サンドバックをたたく音が明らかに違ったとの効果があるそうです。

もちろんプロの方ですからもともと肩の手先だけでうってたのではありません。

体幹部をキレイに使った連鎖運動でパンチは繰り出されているようでした。けれども肩甲骨の認識があいまいであったために、いまひとつ本来の力強さにかけていたのです。

いうなれば、体幹部全体を腕の付け根のようにイメージしていました。

これはこれで間違いないのですが、それだけだと腕を前に突き出す段階での最後の押しが弱くなっていると考えられます。

 

機能美という言葉がありますが、人間は本当の意味での効率の良さには美しさ、芸術性を感じるようにできています。より良い生存の仕方を模索するための、生まれながらの偉大なメカニズムです。

イチローやマイケルジョーダンのプレーに美しさと芸術性を感じるのは、この延長線上にあるはなしです。

 

またその感性は、平和主義者のミリタリー好きを生み出したりもします。戦争反対を唱えながら、戦争機の美しさを唱えるようなひとです。このようなひとは一見矛盾しているようにみえますが、兵器の使い道と形の美しさを区別しているだけです。

このように肩の動きに関係なく思える肩甲骨も、同じ線の上に立つとてもじゅうような体のパーツです。

私たちの身体はすべてつながっています。こんなところに原因がったのかと驚くこともたくさんあります。

その原因を私たちと見つめなおしませんか?