下肢の痛みやしびれ、間欠破行の為に、うまく歩けなくなる腰部脊柱管狭窄症は、足腰が衰える一因です。足腰が衰えると、出かける事がおっくうになり、運動不足にもなるため筋力や、歩くためのバランス能力が、ますます衰えるという悪循環に陥ります。その先にあるのは要介護です。ロコモティブシンドロームとは、足腰の働きが衰え、歩くことに困るなど、生活の自立度が低下して、介護が必要になる可能性が高い状態。あるいは、すでに要介護になっている状態のことで、運動器症候群ともいいます。

運動器とは、骨、関節、筋肉など、体を動かすために必要な組織や器官のことです。ロコモの三大要因とされるのが、①骨粗鬆症、骨粗鬆症による脆弱骨折②変形性関節症や関節炎による下肢の関節機能障害、そして③脊柱管狭窄症による脊髄、馬尾、神経根障害です。

腰部脊柱管狭窄症の治療は要介護を防ぐという意味でも大変重要なのです。

 

放置すると要介護になる危険性が高いロコモですが、運動療法によって、予防したり、克服したりすることができます。開眼片足立ちはもっとも簡単なロコトレです。目を開けた状態で、片足の足を床につかない程度にあげ片足立ちするだけ。左右一分間ずつ、一日三回行います。転倒を避けるため、必ず壁やテーブルなど捕まるものがある場所で行いましょう。

腰部脊柱管狭窄症による神経痛の特徴は、腰を反らすと症状が増強することです。痛みが強くなるということは、それだけ圧迫が強いということなので、痛みやしびれをなるべ感じない生活をすることが、なによりも大切な自己管理のポイントになります。

一般的な良い姿勢とは、脊柱がS字状カーブを保って状態ですが、脊柱管狭窄症のひとは別です。神経の圧迫が軽くなる、少し前屈みの姿勢がべすとです。

歩く時も少し前屈みがよいのですが、前屈みの姿勢だと太ももがあがりにくく、小股になるため、転びやすいという問題があります。転倒は骨折を招く危険性が高いため予防が必要です。そこで杖やカートを利用しましょう。

台所では、調理など長時間立ったまま作業することが多いので、調理台や流し台の高さを体に合わせると、腰への負担を軽くすることができます。

背筋を伸ばす、腰を捻る、重い物を持ち上げるといった動作は、腰部脊柱管狭窄症による坐骨神経痛を悪化させます。

みなさんも知らず知らずのうちに症状を悪化させていませんか??お身体についてお困りのことがありましたら一度当院へご相談ください。